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Go君の靴下

2022年01月06日

「Go君の靴下」 著:菊りん (このお話は事実を元に書いたフィクションです)

始めは筋肉疲労、筋を違えたような物であった。
痛いながらも仕事が出来ない訳では無く、そのまま仕事を続けた。
工場から出た後もどうにも具合が悪く、見た感じ腫れているようであった。
冷湿布が良いのか温湿布が良いのか、こういった不調と言う物は如何に対処すべきなのか悩ましい。
数日しても調子が悪いので病院に行った、数値的に筋肉疲労の状態であろうとの事だったのだ、そう、その時は。
慌ただしい年末年始を過ごし、さて仕事が始まった。
幸い初めの二日は工場整備と缶詰製造、自分が担当するレトルトラインの殺菌機は動かない。
「有給休暇の予定を繰り越していいですか?」
後半に予定していた計画年休だ。
後の予定の事もあるのでこういう時に取得しておこうと判断し、休暇を貰った。
もう一度病院に行った、どうにも足の具合が良くなかったのだ。
「疲労骨折してますね。」
折れていた、負荷をかけ過ぎた?いや、実はあの時から折れてしまっていたのであろうか。
どっちにしても致し方ない、だって殺菌トレイの台車は重たいのだ。
休みの間も地域の役割等があり負荷をかけてしまったのであろう。

会社と相談し、しばらく事務所の仕事の手伝いに入ることになった。
ギプスの足先が出ている。
暖房が入っているとはいえ足元が寒い。
冷える足先を見た次長が桃色の伸縮性のあるものを差し出してこう言った。
「これでも履きなさい、伸びるから。」

それは本来手先に着用するものであった。
工場内指定の色付きの軍手であった。
こうして半端に使った軍手は、私の靴下になったのでした。
—完―

ってな事がありました
色んな意味で労働安全を考えさせられる事案という事で社長より「ブログのネタにして!」との指示…
個人の尊厳に干渉する事はあまりブログのネタにはしたくないので少し創作を加えております。
稚拙な文章~
まあ色々と労働安全と万が一の時の対処の問題点が色々見えてしまった事案でして
現状の作業ってまあまあ無理をしている状態なのではないかという事や、ちょっとの事だからと目に見えない負傷を
報告を上げずにそのままにしてしまう事案が実は多々ありまして…
(負傷時の証言となる対応が出来なくなってしまい、手当的な問題が有りましたので休みでは無く工場の外で出来る仕事をして貰っているという状態です)
一番は怪我をしない事です
危険個所を如何に対処するのか、また今の作業は正しいのかの見直し
そして無い方が良いのですけれど、負傷した際や危険な事が有った際に誰に連絡し、如何に人事に報告するのか等
労働安全の観点での課題が見えたというお話です
まあ一番しんどいのは本人なのでね
Go氏には早く快復して頂きたいです

Y口課長「Go!牛乳飲めよ!」
Go君「あ、飲んでます一応」
Y口課長「もっと飲め!!!!」

お腹壊さない程度に骨密度あげようね

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