今日は一日ずっと江戸ッ子煮の日です!
折角だからプチ工場見学記事にしちゃえ~!と写真を撮って来ました!
テレビでみたよって人もいるかも?
製品になるのを待っているほぼ江戸ッ子煮…だいたいもう江戸ッ子煮なんですけど
まだね、無事殺菌をクリアできるとは限らないのですよ
時々中身がどーーーーん!と出てしまってる不良が出て大変な事になります…
この缶はパッカン蓋の部分が後から引っ付くんですが、缶と蓋の端をくるくるっと巻いて
引っ付けるんですよね
で、ちゃんとこの巻いた大きさとか隙間がないかとか、基準がちゃんとあるんです
ノギスとかなんか色んなもので計って、実際に巻いた部分を糸のこで切って目視確認しています
缶に蓋をするシーマーという機械の調整が綺麗にできていると不良はほぼゼロです
この最初の巻締め検査で数値に妙な処があると後々大変な事に…
巻きがうまく出来ていない「ベロ出し」と呼んでいる不良があるのですが
綺麗に巻けていないといけない部分が巻かれずに出ている物とかを指すのですが
ベロ出しがあると隙間ができ雑菌が繁殖してしまう可能性がある為完全不良品と判断されます
新年一発目の巻締めは数値が綺麗でした!これは縁起がいいかも知れない
綺麗にできていても殺菌機の中で高圧高熱殺菌しますので温度差でへこんでしまう物も
箱詰めの際は作業者の厳しい目で判断します
箱に詰まるまで製品になれるか分からないのです!
具材は手作業で入れてます
重さの確認をしながらそれぞれの具材をいれたあと最後に大豆で調整します
締めこぶとかカット筍とか重量の前後する物があるのでね
注液はきっちりと入れて…シーマーに流れて行きます
向かって右側の銀色の所、これ蓋が入ってます
一枚一枚ポトンポトンと落ちて機械の中で端がくるくるっと巻かれるんですね
で、できあがった缶が在る一定量出来上がると
此方の殺菌機に入ります
殺菌機こちらは缶専用!
ただ、以前のブログでビーフシチュー缶の話をしたのですが、ビーフシチュー缶は此方の
殺菌機では殺菌出来ません(注液の粘度の関係等で色々とあるんです)
此方は蒸気式の殺菌機、パウチ商品やビーフシチュー缶の場合は此方では無く熱湯殺菌式の物を使用しています
蒸気式と熱湯式の違いは一応聞いたのですが…いまいちうまく説明できません;
どちらにもメリットデメリットはあるようです
蒸気式は0度から菌がある程度(安全基準値まで)死滅する温度に徐々に上げて行く物だそうです
褐変とかは少ないみたいな説明でした
熱湯式は熱湯がどーんと釜の中に入るので一度に温度を(ある程度)あげられる
そしてお湯の中に入るという事なのでむらが少ない安定した殺菌が可能なようです
どっちにしても商品として安心・安全な状態にすることに変わりはありません
冷却後箱詰めされます
写真が無いのですが、印字個所に水分油分が残らないようさっと拭いて(手作業です)
どんどん印字・重量チェックのコンベアに通して手作業で箱詰めします!
その後は卸屋さんに行ったり、HP販売でお客様の手元へ行きます
こんな風に作っています
年明け一発目機械的な問題で通常製造が出来ないという事もあるのですが
今日は江戸ッ子煮だけの製造日でした
県内でははっきりとした卸先がないので気軽に買ってね~と言い辛いのですが
HP販売受け付け再開しておりますので、是非買ってみて下さい!